国内針葉樹合板では、接着剤原料の調達難が背景となり、先々の大幅な供給減が確実視されたことで仮需が発生している。メーカー各社では受注の一時停止といった対応が相次ぎ、引き合いはこれまで以上に増加した。こうした状況から先行きの不透明感は一段と強まっており、減産に伴うコスト上昇を受けて値上げの動きも加速している。生産が早期に回復する見通しは立っておらず、当面は供給量が絞られる可能性が高いとみられる。市場では必要量を冷静に確保しながら対応する姿勢が求められている。
輸入合板も3月中旬以降に引き合いが大幅に増加し、4月もその傾向が続いた。もともと需要が少ないとされていたことから現物在庫や現地契約残は少なく、アイテムによっては欠品が目立ち始めている。首都圏港湾倉庫の在庫も急速に減少しており、入庫量が短期間で回復する状況にはない。現地側の値上げは確実視されており、値上げを受け入れた場合でも中東情勢によっては希望通りの入荷が確保できるか不透明な状況が続く。供給量の減少は避けられない見通しで、適正価格での販売を維持しつつ、対応可能な取引先への供給を優先する動きが広がっている。


