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東京木材埠頭でロシア材入庫が一時増加も、依然市況は不透明

東京木材埠頭に入庫したロシア材の1月実績数量は5000㎥だったが、2月の実績見通しでは8000㎥と急増。3月は再び6000㎥に落ち着く見通しである。この8000㎥のうち2000㎥は、建売を手がける大手グループの木材メーカーが現地工場から輸入したものという。商品は定番商品ではない、樹種の異なるイレギュラー製品という。

ロシア材の市況は以前として不透明だ。入荷量は減少傾向にあったものの、国内出荷が細っていたため在庫は依然として多く、価格は軟化が続く。ロシア側も「これ以上は価格を下げられない水準」に近づいている現状だ。

日本市場では買い控えが強く、契約は少量にとどまっている。一方ロシア側は原料調達の負担が重く、製材を止められない状況にある。主要市場の中国も旺盛な需要があったわけではないが、日本向け価格の下落を受け、「中国に回す」判断が強まりつつあるようだ。ただし輸出先の振り分けは容易ではなく、ロシア側のコスト上昇と赤字は長期化する見込みだ。

国内では建売住宅が堅調だが、使用されるのは安価なロシア材が中心で、中国材やLVL、スギなどとの競合が激しい。リフォーム向けに羽柄材の需要はあったものの、新築減少を補うほどではない。

ロシア側の採算悪化、日本側の買い控え、中国市場との競合が重なり、市況は微妙な均衡にあった。今後は日本向け契約がどこまで進むか、ロシア側がどの市場に軸足を置くかが焦点とされていた。