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エアコンの2027年問題、在庫と人手の二重苦

エアコンの「2027年問題」により2027年以降に省エネ基準が大きく引き上げられる。基準をクリアするためには高性能な部品や技術が必要になるため、新しいエアコンは値上がりしやすく、これまで市場に存在していた安いモデルが減ると見られている。

エアコンの2027年問題は、2次流通店にとって仕入れとサービス提供の両面で構造変化をもたらす局面だ。省エネ基準の引き上げによって現行モデルの多くが市場から姿を消し、中古として流れてくる低価格帯の在庫も細る見通し。一方で、新基準対応モデルは価格が上がり、中古との価格差が縮まるため、従来の「安さ」を軸にした販売戦略は効きにくくなる。

さらに深刻なのは、電気工事従事者の有効求人倍率が上昇し続けている点である。取り付けや修理を担う人材の不足はすでに慢性化しており、2027年前後の駆け込み需要が重なると、工事の手配が遅延しやすくなる。結果として、売れても取り付けられない、修理依頼に応えられないといったサービスの目詰まりが、信用や売上に直結するリスクとして浮上する。

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