窓で太陽光発電を行う「ペロブスカイト太陽電池」は主にビルでの採用において注目されているが、住宅分野ではペロブスカイト太陽電池をガラスでサンドした窓型太陽電池として、バルコニーのパラペットでの採用が検討されている。一部メーカーでは2027年3月までの事業化を狙う。

一方、従来型太陽電池である「シリコン型」の価格は「かなり熟れてきている」(業界関係者)ことから、ペロブスカイト型でいかに採算が取れるかがポイントとなってくる。
ペロブスカイト型の太陽電池はガラス面に対してインクジェット技術を用いて印刷していく。もとは黄色い「インク」が印刷を重ねるに連れて赤黒く、最終的には黒くなる。これをレーザーで削ることで透過率が上がっていく。
黒いままでは透過率0%となり、発電効率は最も良い。しかし、窓として必要な眺望の機能も悪くなる。眺めを良くするためにはペロブスカイト層を削ることで透過率を上げていく必要があるが、そうすれば発電効率も下がることになる。各メーカーでは透過率ごとの発電効率についてデータを集めているところだ。
ペロブスカイト型とシリコン型を比較した際に注目されるのが、光の吸収力が強く、弱い光でも発電が可能となる発電力だ。曇り空や地面からの反射光でも発電できる強みがある。
メンテナンスはPV設備の点検などを除けば「窓拭きだけで良い」(ペロブスカイト太陽電池の開発関係者)としている。「屋根型でメンテナンスするのな無理だろう」とも付け加えた。しかし、ビルなどではゴンドラを使った定期清掃でしか窓掃除が行えない。「理想は内窓でペロブスカイト太陽電池を導入することだ」と話した。
※3次情報に変更しましたーー2025年4月28日


